職人と石へのこだわり

石選びのポイント(灯籠偏)

「日本の庭」というと、真先に灯籠が頭に思い浮かばれる人も少なくは無いでしょうか?
江戸時代以降の日本の庭を調べてみると、灯籠は必ずと言っていいほど、そこに存在しており、日本の文化の一つといっても過言ではありません。

灯籠とはもともと照明器具の役割を持った社寺の献燈具として扱われてきましたが、今では日本独特の美術品として日本の庭を彩っています。
灯籠を作るには、有名なみかげ石を使うのが最も良いとされています。
私どもでは主に、筑波の赤みかげ、黒みかげ、四国の北木島の赤みかげ、岐阜の蛭川の赤みかげ等の有名な石を扱っております。みかげ石は古代型灯籠との相性が良く、日本独特の『わびさび』を出すために古くから使われてきました。また、黒い石は黒目の多いものが良いとされ、赤い石は錆びて赤くなった物が良いとされています。

灯籠は苔がむして、初めて味が出て来る物なので、やや色味が出ている物を選ばれると良いでしょう。
私どもの展示会場で現在展示されている灯籠は、すべて純国産の石で作られており、特に筑波の石は、約20年前に採掘がストップされているので、現在ではそれ以前に採掘された物しか残っていません。
日本独特の美術品として、また伝統あるものとして、石に新たな生命を吹き込んでみてはいかがでしょうか?

石選びのポイント(墓石編)

人間は原始時代から今日までの間に、後の世代に残す物として、石という素材を見つけました。
墓石はその象徴的な物ではないでしょうか?
現在だれもが手軽に使えて、後世までも残す手段としては、石に勝さる物はないでしょう。
故に、石は多様な種類に分類され、人々の好み、また石の耐久性、色あい、墓相学上の吉石、値段など、いろいろな物が要求されると思われます。

私どもが自信を持ってお勧めするのが、真壁小目石です。 全ての点において他の石より優れ、特に墓相学的には一番優れているとされています。強度は日本を代表する迎賓館で使われており実証済みです。変色等もなく、いつの時代にも中心的な役割を果たしてきた石、それが真壁小目石なのです。

もう一つのお勧めは、青糖目石です。
茨城県西部の羽黒地区から採出され、香川県の庵治石、神奈川県の小松石と並び、日本三大銘石の一つとして大変有名な石です。青糖目石は、大変目が細かく、青みがかった色をしています。石の中でも硬い種類であり、磨いたときのツヤが持続するのが特徴です。
質の割には、値段はあまり高くなく、コストパフォーマンスに優れています。しかし採掘場所が限られており、年々採掘量が少なくなってきている為に現在では大変希少な石とされています。

墓石は、皆様の招福・家内安全・子孫繁栄などの願いが込められ、これから先に続く長い時代の中で、共に生き続けていく事でしょう。